株式会社ロボットワークスは、AIアバターやシステム開発を手がける株式会社ファーストローンチと連携し、新たな省人化店舗ソリューション「AICO Station」の事業化を進めています。
AICO Stationは、ヒューマノイドロボット、AIアバター、自動販売機・キオスク、遠隔接客を組み合わせ、少ない人数でも販売・案内・接客を継続できる店舗運営の仕組みです。
単にロボットや自動販売機を設置するのではなく、それぞれの技術に役割を持たせ、一つの店舗システムとして設計します。
人を配置できない場所に、新しい販売・接客の機能を
商業施設、ホテル、観光施設、駅周辺、オフィスビルなどには、人の流れがありながら、十分に活用されていないスペースが数多く存在します。売場や案内拠点として活用したくても、スタッフを常駐させると採算が合わない。営業時間を延ばしたくても、シフトを確保できない。多言語対応を強化したくても、必要な人材を採用できない。
AICO Stationは、こうした課題を「人を増やす」方法だけで解決するのではなく、店舗運営の仕組みを見直すことで対応します。想定している活用場所は、次のようなスペースです。
- 商業施設内の空き区画や共用スペース
- ホテルのロビーや受付周辺
- 観光施設やイベント会場
- 駅、空港、オフィスビル
- 既存店舗の店頭や遊休スペース
人を常駐させにくい場所にも、販売、案内、受付、集客の接点を設けることを目指します。
AICO Stationの仕組み
AICO Stationでは、一つの技術にすべての業務を任せません。ヒューマノイドロボットは、来訪者の注目を集め、店舗やサービスに興味を持ってもらう入口として活用します。
AIアバターは、施設案内、商品説明、問い合わせ受付、多言語での一次対応などを担当します。
自動販売機やキオスクは、商品・サービスの提供、受付、注文、決済などを担います。
AIだけでは対応できない相談やトラブルについては、人間のスタッフが遠隔からサポートします。
主な役割
ヒューマノイドロボット
呼び込み、案内、定型動作、施設のシンボル、プロモーション
AIアバター
商品説明、施設案内、FAQ、多言語対応、問い合わせ受付
自動販売機・キオスク
商品販売、決済、注文、受付、サービス提供
遠隔スタッフ
複雑な相談、専門的な説明、トラブル対応、有人接客への切り替え
それぞれの得意分野を組み合わせることで、少人数でも運営しやすい店舗環境を構築します。
ロボットは「万能な店員」ではなく、店舗への入口
現在のヒューマノイドロボットは、大きな注目を集める一方で、すべての店舗業務を長時間、完全自律で代替できる段階にはありません。

AICO Stationでは、ロボットに過剰な役割を持たせず、現在の技術で安定して実行できる用途から活用します。
人の足を止める。
施設や商品に興味を持ってもらう。
AIアバターや自動販売機へ誘導する。
イベントや施設の話題をつくる。
実際の案内、販売、問い合わせ対応は、AIアバター、自動販売機、キオスク、遠隔スタッフが連携して支えます。ロボットを置くこと自体を目的にせず、店舗運営全体の中で価値を生み出すことを重視します。
中国のハードウェアを、日本で運用できる形へ
株式会社ロボットワークスは、中国・深センを拠点に、ヒューマノイドロボット、サービスロボット、AIハードウェア、次世代自動販売機などの調査・調達・メーカー連携を行っています。
中国では、新しいロボットや無人販売機器が次々に開発されています。しかし、中国で動作する製品を、そのまま日本に持ち込めば利用できるとは限りません。
日本国内で導入するためには、以下の確認が必要です。
- 安全性と施設内での運用条件
- 通信、電源、無線規格
- 日本語対応
- ソフトウェアと外部システムの連携
- 保守、修理、交換部品
- 個人情報や取得データの管理
- 現場スタッフによる運用方法
- 輸入、物流、各種法規制
株式会社ロボットワークスは、中国側メーカーとの交渉や現地確認を担当し、日本の店舗や施設で継続的に運用できる形へ落とし込みます。
まずはPoCから、現場に合うモデルを共同で検証
AICO Stationは、同じ設備をすべての施設へ一律に導入するサービスではありません。
店舗や施設によって、人の流れ、来訪者の目的、必要な案内、販売商品、既存設備、利用できるスペースは異なります。
そのため、まずは実際の店舗や施設でPoCを行い、利用者の反応や運用データを検証します。
主な検証項目は次のとおりです。
- ロボットが来訪者の足を止めるか
- AIアバターが利用されるか
- どのような商品やサービスが選ばれるか
- 既存店舗への送客につながるか
- 遠隔スタッフが対応できる拠点数
- 施設側に発生する運用負担
- 導入後の費用対効果
求めているのは、単に実証場所を提供いただくことではありません。
施設や店舗が抱えている課題を共有し、その場所で何を実現するのかを一緒に設計します。PoCで得られた結果をもとに改善し、次の店舗へ展開できる標準モデルを構築していきます。
株式会社ファーストローンチとの連携
AICO Stationは、株式会社ロボットワークスと株式会社ファーストローンチが、それぞれの専門性を持ち寄って進めています。
株式会社ファーストローンチは、仙台と東京を拠点に、AI・システム開発、AIアバター、AI電話、ロボットの販売・二次開発・運用支援、自治体・法人向けソリューションを展開しています。
同社のAIアバターソリューション「AICO」は、案内・接客、受付、注文、決済、多言語対応、データ分析など、さまざまな現場業務への活用を想定しています。
株式会社ロボットワークスが、中国のロボット・自動販売機・ハードウェアメーカーとの連携や調達を担当し、株式会社ファーストローンチが、AIアバター、国内システム開発、導入・運用支援を担います。
中国の製造・開発力と、日本国内のシステム・運用体制を組み合わせ、PoCから本格導入まで支援します。
PoC・実機デモ・導入相談について
現在、AICO Stationでは、PoCを共同で実施する企業・施設を募集しています。
特に、次のような課題を持つ企業との連携を想定しています。
- 人の流れはあるが、活用できていないスペースがある
- 人手不足で新しい売場や受付を設けられない
- AIやロボットを導入したいが、用途が明確になっていない
- 多言語案内や遠隔接客を検討している
- 新しい集客施策や施設の話題づくりを行いたい
- 実機を見ながら導入可能性を検討したい
構想段階でも問題ありません。施設の課題や設置環境を確認したうえで、導入構成やPoCの進め方を検討します。

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