PROFILE
吉川 真人 Makoto Yoshikawa
中国・深センの現場から
ロボティクスの一次情報を届ける
- 株式会社ロボットワークス 代表取締役
- YOSHIKAWA INTERNATIONAL TRADING CONSULTING LIMITED 代表
- 中国・深セン在住
中国・深センを拠点に、ロボティクス、フィジカルAI、AIハードウェア領域の市場調査、企業視察、商談、事業開発を行っています。公開情報を整理するだけでなく、現地企業を訪問し、実機を確認し、中国語で経営者や担当者へ直接話を聞くことを重視しています。
現在の役割
中国の現場と、日本企業の意思決定をつなぐ
現在は、中国・深センを拠点に、中国ロボティクス・フィジカルAI領域の市場調査、企業調査、企業視察、商談、PoC・導入検討、OEM・ODM、日本市場展開を支援しています。
中国企業の発表資料やニュースを翻訳するだけでは、企業の実力、製品の完成度、量産状況、価格、保証、保守、日本市場への適合性までは判断できません。そのため、可能な限り企業を訪問し、製品を確認し、経営者・事業責任者・技術担当者へ直接話を聞いたうえで、日本企業の検討に使える形へ整理しています。
現地で確認する
中国企業、展示会、工場、ショールーム、実装現場へ足を運び、公開情報では分からない製品・事業の実態を確認します。
中国語で直接聞く
中国語で経営者や担当者へ質問し、製品仕様、商用化、価格、導入事例、日本展開への考えを確認します。
日本企業向けに整理する
中国側の説明をそのまま紹介するのではなく、経営、新規事業、研究開発、導入検討に必要な論点へ置き換えます。
現場型の情報収集
一次情報は、企業を訪ね、製品を見て、人に聞くところから
普段の情報収集では、中国語の企業発表、政策資料、業界メディア、資金調達情報等を確認します。しかし、公開情報だけで事業の実態を判断することはできません。
深センを中心とする企業ネットワーク、過去の事業経験、中国語でのコミュニケーションを活用し、企業訪問、展示会、製品デモ、担当者ヒアリングを継続しています。そこで得た情報を、記事、調査レポート、視察、商談、講演等を通じて日本企業へ届けています。
企業・テーマを発掘
中国語のニュース、業界関係者、投資家、企業ネットワーク等から注目企業や技術テーマを探す。
現場へ行く
企業、展示会、工場、ショールーム、導入現場を訪問し、製品や運用状況を確認する。
中国語で聞く
経営者、事業責任者、技術者、営業担当者等へ直接質問する。
日本企業向けに整理
技術、商用化、価格、商流、品質、保守、導入条件等の観点から整理する。
(実写・機密ぼかし)
(実写)
(実写・顔/名札モザイク要否確認)
(実写)
(実写)
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中国青年政治学院へ留学
(実写が無ければ年号ブロック)
中国との出会い
2011年、北京で知った中国の大きさ
中国との本格的な接点は、同志社大学在学中の2011年に始まりました。北京の中国青年政治学院へ留学し、中国語を学ぶだけでなく、中国の都市、人、産業、市場の規模を体感しました。
留学中に感じたのは、日本から見ているだけでは分からない、中国の大きさと変化の速さでした。同時に、次に中国へ来る時は留学生としてではなく、ビジネスをつくる側として戻りたいと考えるようになりました。
この時の経験が、後に深センへ拠点を移す原点になっています。
新卒・ベトナム
新卒では、ベトナムのHR企業で営業とWebマーケティングを担当
同志社大学卒業後、2014年から2017年まで、ベトナムのHR企業に在籍しました。法人営業として企業の採用課題に向き合う一方、Webマーケティング責任者として、集客、コンテンツ、問い合わせ獲得等を担当しました。
顧客の課題を聞き、提案し、営業活動とマーケティングをつなげる経験は、その後の事業開発や中国ブランドの日本市場展開にもつながっています。
深センへの移住
2019年、留学ではなくビジネスのために深センへ
2011年の北京留学から8年後の2019年、吉川は中国・深センへ活動拠点を移しました。
深センを選んだ理由は、スマートフォン、ガジェット、IoT、ドローン、ロボット等の企業とサプライチェーンが集まり、企画から試作、量産、販売までが短い距離でつながっていたためです。
留学生として中国を見た経験を経て、今度は自ら事業をつくり、中国企業と日本市場をつなぐ側として中国へ戻りました。
事業を立ち上げてきた経験
深センで日中JVを立ち上げ、事業を共同経営
深センでは、2020年に中国側パートナーと日中合弁会社「深圳市物银科技有限公司」を設立し、共同経営に携わりました。中国市場向けのリユース事業を推進し、アプリ開発、店舗立ち上げ、業務設計、現地チームとの連携等を担当しました(現在は株主として出資を残すのみで、日常の事業運営には関与していません)。
アプリ開発では、要件整理、開発会社との調整、進行管理等のプロジェクトマネジメントを担当しました。オフラインでは、店舗の立ち上げ、運営フロー、現場管理等に携わり、オンラインと実店舗をまたぐ事業開発を経験しました。
中国企業との共同経営を通じて学んだのは、日本と中国では、意思決定の速さ、契約への考え方、役割分担、品質基準、コミュニケーション方法が異なるということです。現在の日中企業間の商談・プロジェクト支援でも、この経験が土台になっています。
合弁会社の設立
中国側パートナーとの事業設計、役割整理、法人運営。
アプリ開発PM
要件整理、開発会社との調整、進行管理。
店舗立ち上げ
実店舗の立ち上げ、運営フロー、現場管理。
日中チーム運営
言語、商習慣、意思決定方法が異なるチームとの協働。
中国ガジェットブランドの日本進出
中国ガジェットブランド「Wisee LAB」の日本市場立ち上げを、ゼロから担当
その後、深セン発のガジェットブランド「Wisee LAB」の日本進出に携わりました。2024年12月から2026年3月まで、日本法人「ワイズイノベーション株式会社」の代表取締役として、日本市場の立ち上げ、販売、PR、事業運営を担当し、ポータブルモニター「Cockpit Monitor 15.6」などの製品を日本市場向けに展開しました。
立ち上げにあたっては、東京都のスタートアップ支援拠点「TiB(Tokyo Innovation Base)」のピッチイベントに登壇・採択されたほか、テックメディアや業界の有識者を通じて製品を発信しました。中国側の製品や意思決定を、日本の消費者、流通、メディア、取引先に合う形へ変換し、日本語での商品説明、販売ページ、広報、販路、顧客対応等を整備しました。
中国で作られた製品を日本へ持ち込むだけでは、日本市場では定着しません。品質、表現、価格、保証、物流、問い合わせ対応、販売チャネル等を日本市場に合わせて再設計する必要があります。この経験は、現在の中国ロボット製品の日本導入や、中国企業の日本市場展開支援にもつながっています。
株式会社ロボットワークスの設立
中国事業の経験を、ロボティクス領域の事業開発へ
中国企業との共同経営、商品開発、OEM・ODM、日本市場展開を経験する中で、吉川は中国のロボティクス・フィジカルAI産業に注目するようになりました。
中国では、人型ロボット、サービスロボット、物流自動化、ロボットハンド、触覚センサー等の企業が急増しています。一方、日本企業が事業機会を判断するには、ニュースや展示会だけでは不十分です。
企業の実態、製品の完成度、量産能力、価格、保証、保守、認証、日本市場への対応意向等を現地で確認し、日本企業が判断できる形へ整理する必要があります。
こうした調査、視察、商談、導入検討、事業開発を支援するため、2026年に株式会社ロボットワークスを設立しました。
専門領域
専門領域
中国ロボティクス・フィジカルAI
- 人型ロボット
- サービスロボット
- 物流ロボット
- ロボットハンド・触覚
- AIハードウェア
- 無人販売・省人化
中国企業調査・現地視察
- 市場調査
- 企業調査
- 訪問先選定
- 現地ヒアリング
- 商談設計
- 視察後レポート
日本市場展開
- 中国ブランドの日本進出
- 製品ローカライズ
- PR・販売
- 商流整理
- 導入先開拓
- 日本企業との商談
OEM・ODM・事業開発
- 工場・企業探索
- 仕様整理
- 試作・量産
- プロジェクト管理
- 日中チーム連携
- PoC・実証設計
語学力と異文化実務
言葉を訳すだけでなく、意図と商習慣を読み取る
中国企業とのやり取りでは、中国語で企業担当者へ直接質問し、回答内容だけでなく、意思決定の背景、対応の温度感、商習慣の違いも含めて確認しています。
日中間のプロジェクトでは、同じ言葉でも、品質、納期、独占、保証、PoC、代理店等の意味や期待値が異なることがあります。中国語を日本語へ置き換えるだけでなく、双方の前提を整理し、確認事項を明確にすることを重視しています。
キャリアタイムライン
キャリアの歩み
同志社大学在学中に中国青年政治学院へ留学。中国の市場・社会・産業の規模を体感。
同志社大学卒業。ベトナムのHR企業で法人営業とWebマーケティング責任者を担当。
中国・深センへ活動拠点を移す。
日中JV「深圳市物银科技有限公司」を設立し共同経営。リユース事業、アプリ開発、店舗立ち上げ等。
ガジェットブランド「Wisee LAB」の日本進出。日本法人「ワイズイノベーション株式会社」代表として市場立ち上げ・販売・PR・運営。
株式会社ロボットワークスを設立。調査・視察・商談・導入・事業開発支援を開始。
登壇・講義・メディア
登壇・講義・メディア
ロボティクス・中国テック
- ロボスタでのオンライン講演/中国ヒューマノイド事情・最新動向
- ロボスタのオフラインイベント/Unitreeを交えたセッション
- Response|XiaomiとHuaweiの戦略解説
- 物流DXセミナー|中国物流×テック
- 深センの現地テック情報共有会
大学・金融機関
- 京都の金融機関での社内セミナー
- 名古屋の専門職大学での講義
- 企業向け勉強会
メディア・寄稿
- TBS「THE TIME,」元特派員
- Webメディア寄稿/取材・コメント
- ニュースレター「中国ビジネストレンド」
- note/X での継続発信
発信活動
現地で得た情報を、日本語で継続的に発信
企業訪問、展示会、業界関係者へのヒアリング、中国語資料の確認を通じて得た情報を、日本語の記事、ニュースレター、SNS等で継続的に発信しています。単なるニュースの紹介ではなく、その企業が何をしているのか、製品がどの段階にあるのか、日本企業にどのような意味があるのかを整理することを重視しています。
現在の役職
現在の主な役職・活動
- 株式会社ロボットワークス 代表取締役
- YOSHIKAWA INTERNATIONAL TRADING CONSULTING LIMITED 代表
- GMO AIR 顧問
- NAGALAB 社外取締役
- i専門職大学 客員教員
- TBS「THE TIME,」元特派員
過去の役職と現在の役職を明確に区別して掲載しています。
代表メッセージ
中国のスピードを、日本企業が判断できる形へ
中国のテクノロジー産業は、製品を発表して終わるのではなく、試作、量産、販売、現場導入までを短い期間で繰り返します。そのスピードは大きな強みですが、日本企業がそのまま採用できるとは限りません。
品質、保守、認証、責任範囲、商流、現場要件等、日本市場で確認すべきことは多くあります。一方で、慎重になりすぎて現場を見なければ、中国で何が起きているのかを理解することもできません。
私が重視しているのは、中国企業を持ち上げることでも、日本企業の慎重さを否定することでもありません。現地で事実を確認し、双方の違いを理解したうえで、日本企業が検討し、判断し、実行できる形へ整理することです。
北京留学、ベトナムでの営業・マーケティング、深センでの日中JV、中国ブランドの日本進出を通じて、国や言語をまたぐ事業は、情報だけでは動かないことを学びました。人に会い、製品を見て、条件を確認し、双方が納得できる形をつくる。その積み重ねを、現在のロボットワークスの仕事に生かしています。
代表取締役 吉川 真人